筋膜リリースしてますか?
私はこれまで筋膜とは何かがよく分かっていませんでしたが、今回調べてみて健康的な活動には筋膜リリースが必要だと理解できました。
筋膜の不調をそのままにしておくと、どのようなデメリットがあるのか、なぜ筋膜に不調が起きるのか。ご存知でしょうか。
では、そもそも筋膜とはどんなものなのか、というところから見ていきましょう。
そもそも筋膜とは、皮膚と筋肉の間にある膜です。
みかんで言えば皮と果実の間の白いモヤモヤの繊維のようなポジションです。鶏肉で言えば皮と肉の間の薄い膜のようなポジションです。というか鶏の場合はあれが筋膜そのものです。
筋膜は筋肉を包み込んでいる膜で、全身をボディスーツのように(ウェットスーツのように・全身タイツのように)包んでいて、しかも全てが繋がっています。全身の筋膜は筋肉と連動してはたらいています。
筋膜は80%以上の水分とコラーゲン線維やエラスチン繊維で構成されている柔らかいものです。
筋膜はサラサラで滑らかにすべっているのが正常で良い状態です。
筋膜の前に、まず筋肉を考えます。
基本的に筋肉は、二つ以上が連動して動いています。腕を曲げれば反対側は伸びていますよね。逆に、腕を伸ばせば上腕三頭筋は縮んで、力こぶのところは伸びます。
このように筋肉が正しく連動して働くには筋膜で繋がっている事が必要です。筋膜は全身の筋肉を包み、位置や形を保持する役割があり、全身が繋がっているので一ヶ所の不調が別の箇所で痛みやコリとなって現れたりします。
例えば太ももの裏の筋膜のこわばりが、巡り巡って肩こりや頭痛の原因になる!なんてことも。
筋膜は大変柔らかいものなので、一部によれて、集まり、交差し、ねじれ、また戻ったりできます。
悪い姿勢をとり続けたり、長時間の座りっぱなしや、同じ作業の繰り返しなどの、偏った動作の継続によって重なり、ねじれ、よじれ、こわばり、癒着などの不調が起きます。
筋膜の動きが悪いと、水分が多くサラサラでなめらかだったはずの筋膜が、徐々に粘着をおびてきて、動きが悪くなってきます。
筋膜の不調により皮膚も筋肉も動きづらくなります。すると本来の筋力でのパフォーマンスにブレーキがかかります。
これが柔軟性の悪化や怪我を引き起こす原因になります。
筋膜は全身繋がっているので一ヶ所の不調が全身に波及していきます。
肩がこっているからといって、肩だけを揉んでもすぐに元通りになるのは、もしかしたら肩とは違う場所に問題があるのかもしれません。
一部の筋膜の不調を他の部分で庇おうとして、正しい姿勢や正しい動作が制限されてていき、さらに筋膜はよじれ、こわばり、癒着していく。
この悪循環を放置していると全身のあちこちが悲鳴をあげるようになります。
「リリース」とは、「制限を解除する、解きほぐす」こと。
つまり筋膜リリースは「凝り固まった筋膜を解きほぐして本来の正しいはたらきに戻すこと」を目的としています。
しかし急には元に戻りませんので、2週間以上続けてゆっくりと解きほぐしていきましょう。
何事も継続する事が大切です。
筋膜リリースには、指や手のひらで物理的に圧迫し刺激を加えたり、体を伸ばして筋膜にアプローチする方法などがあります。
市販のローラーやボール、棒などの筋膜リリースグッズを用いる場合は、やりすぎると痛いので「痛気持ちいい」と感じられる程度で行いましょう。
私のおすすめは入浴後。筋膜リリース後は、蓄積した老廃物の排出のためにコップ一杯のお水を飲むとさらに効果的!
さて、今回は筋膜の不調によるデメリットと、筋膜に不調が起こる原因について書いてきました。
筋膜リリースの5つの効果については、また別のブログで書きたいと思います。
スタイルズのパーソナルトレーニングでは、トレーニングの前に必ず筋膜リリースを行なっています。
筋膜リリースをしてみたいけれど、正しいやり方が分からない、などの質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
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