今回は脂肪の中でも、特に内臓脂肪の落とし方についてみていきます。
内臓脂肪と皮下脂肪の違いや食事で気を付けるべきことなど、順に見ていきましよう。
体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に大きく分けられますが、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、エネルギーとして使われやすいという特徴があり、皮下脂肪に比べると比較的落としやすい脂肪です。
皮下脂肪は手でつまめる脂肪で、見た目にも分かりやすいですが、内臓脂肪は手でつまめないところにあり、気付きにくく「痩せている人でも内臓脂肪が多い人」はいるので、見た目だけで判断するのは危険。
内臓脂肪は、肝臓や小腸の周りなどにあり、臓器を正常な位置に保ち、外部の衝撃から内臓を保護する働きがあるため、まったく不必要ということはありませんが、多すぎると様々な悪影響が。
そんな内臓脂肪の検査で分かることといえばメタボリックシンドローム。
よくある誤解ですが、これは単に腹囲の大きいことだけを測っているわけではありません。
内臓脂肪型の肥満に、さらに高血圧・高血糖・資質代謝異常が組み合わさり、動脈硬化が進みやすくなっている状態を『メタボリックシンドローム』と診断しています。
内臓脂肪型の肥満であるメタボリックシンドロームを放置すると糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、などの病気を引き起こす原因となることも。
内臓脂肪の付き方には男女で差があり、男性の肥満の9割は内臓脂肪型の肥満。
女性の場合は、女性ホルモンがはたらき、妊娠や出産に備えて、内臓脂肪よりも皮下脂肪を溜め込む性質がありますが、更年期以降はホルモンバランスの乱れの影響で、内臓脂肪がつきやすくなるので、女性でも安心はできません。
内臓脂肪が付いてしまう原因は簡単に言うと、食べ過ぎと運動不足と日々の生活習慣の乱れ。
アルコールでは肝臓に脂肪が付く脂肪肝に、ストレスで食べ過ぎてカロリーオーバーに、間食には甘い物をよく食べ、胃腸が休まる時間が作れずに、睡眠不足で自律神経が乱れ、加齢による基礎代謝の減少もあり、運動不足はますます深刻化していく。←そんな人に内臓脂肪はたっぷり付いています!
また、内臓脂肪はストレスホルモンであるコルチゾールの影響で増える事が分かっていますので、普段から多くのストレスを感じている方は、内臓脂肪が増えていないか健康診断などで定期的にチェックした方が良さそうですね。
内臓脂肪を減らすには、これらの逆をやれば良く、つまりはストレスを減らし、食事と運動に意識を向けること!
まずは食事から見直してみましょう。
全く同じ食事でも、早食いをせずにゆっくり食べることで脂肪は付きにくくなります。
そのためには良く噛むことが大切。
よく噛んでゆっくり食事する。具体的にいえば、一回の食事を20分から30分以上かけると、満腹中枢も刺激され、少量でも食事を終えることができます。
ゆっくり食べることの他には、なるべく甘い飲み物を避けて、水やお茶やブラックコーヒーにする。20時までに食事を終わらせる。などがあります。
そして多く摂りたい食材は、何といっても野菜!食物繊維を摂ると脂肪の吸収が穏やかに!
野菜のビタミン類で代謝も上がるので、緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。
他に良いものは、コーヒーのカフェインとクロロゲン酸、大豆のβコングリシニン、お酢の酢酸など。中性脂肪を下げたり代謝を改善してくれる栄養素を摂りましょう!
運動不足についても見直していきましょう。
有酸素運動は、水泳、ウォーキング、ジョギング、ランニング、ヨガなど、自分の生活スタイルに合う、継続できそうなお好きな物を。
そしてもちろん筋トレで筋肉をつければ脂肪燃焼効果がアップしますね。
筋トレと有酸素運動を組み合わせて効率的に内臓脂肪を落としましょう!
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