ストレッチは筋肉や関節を伸ばして柔軟性を高めたり、怪我の予防などを目的とした運動です。
トレーニングやスポーツ前の準備運動としてストレッチをすることが一般的。
あくまでも補助の運動といった捉え方をされており、ストレッチはメインの運動とは思われていませんが、ストレッチ単体で見た時にはどのような効果があるのでしょうか。
早速見ていきましょう。
ストレッチには運動のパフォーマンスを向上する効果があります。
ストレッチというと柔軟性を向上させるイメージがありますが、それだけではなく、筋肉の温度を高めたり神経からの伝達速度を速めたりする効果も。
どのようなプロスポーツ選手も本番前、練習前などに必ずストレッチをしますが、ストレッチなしでいきなり本番ということはないようです。
厳しく結果を求められるプロの世界でなくても、パフォーマンスを重視したい場合は運動前のストレッチは必須!
ストレッチを行う事で、筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域が広がります。
日常生活で座位など同じ姿勢が続いたり、運動で同じ動作が繰り返されたりすることで筋肉の柔軟性に偏りが出て関節の可動域が固定化してしまいます。
このような時にストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めると、関節や骨が引っ張られることなくスムーズに動くことができるようになるでしょう。
身体中の筋肉の柔軟性が高ければ、動きが制限されることなく、広い関節可動域をゲット。
可動域が広がることは動きをスムーズにするだけでなく、ケガをしにくくなったり転倒するリスクも減らせます。
野球のピッチャーなどは肩甲骨の可動域が広がると、投球をする際に無理に肩を回さなくなるので、肩の怪我の防止に。
このようにストレッチには怪我予防の効果も期待でき、逆に、身体の柔軟性が低下している状態でいきなり激しい運動をすると、筋肉を傷めてしまうリスクが。
また柔軟性が低いと転倒など突然の事態で大きな怪我をしやすくなるため注意が必要。
特に普段あまり運動をしない方や、運動時に激しい動きが多い方は、運動前に必ずストレッチを!
柔軟に動く筋肉は「ポンプ」のような作用があり血液の循環をサポート。
柔軟な筋肉は毛細血管を発達させ、高血圧や肩こり、腰痛の予防・改善に効果があります。
運動や日常生活でたまった老廃物や疲労物質などは、血液に乗って運ばれ分解。血行が良くなるとこの循環が早くなるので、疲労回復に効果があります。
運動後の筋肉には疲労がたまっていますが、こうした状態を放置してしまうと、身体のだるさや不調、痛みに繋がり、運動後に後にストレッチを行えば効果的に筋肉の疲労を取り除くことができ、身体の回復を早めることができます。
またストレッチをせずにいる状態で柔軟性が低いと、関節に大きな負担がかかり痛みを引き起こすことも。
ストレッチにより筋肉や腱が伸びることで関節への負担を減らし、肩こりや腰痛を緩和、改善させることができます。
痛みが出るのを予防し、素早い疲労回復をする為にもストレッチは必須!
ストレッチ後はα波が増加し副交感神経活動が働くことが明らかとなっています。
体がリラックス状態になることで、睡眠の質もよくなる副交感神経が優位になると、瞳孔は収縮し、脈拍はゆっくりとなり、血圧は下降して、体も心もリラックス状態に。
全身のストレッチを30分程度行い、その前後で脳波や自律神経活動がどのように働いているかを測定する実験がありました。
その結果、前頭葉で発生するα波の増加や心拍数の低下が認められ、ストレッチには副交感神経の働きを優位にさせ、リラクゼーション効果をもたらす働きがあることが明らかに!
身体だけではなく心のリラックスが実現できますので、現代社会で活躍する方々のストレス軽減にはストレッチが重要な手段となります。
ストレッチは習慣的に続けることで、疲れが溜まりにくくなり、回復も早くなります。
ストレッチで身体を動かして柔軟性を高めることは、心と身体をリラックスさせ緊張を解きほぐすだけでなく、心身の老化予防に効果あり。
ストレッチには血圧を安定させる効果もあり、血管は筋肉の中を通っているため、筋肉が柔らかくなると、その中にある血管にも良い影響を与えます。
若さを保ちたい、あるいは健康に過ごしたいという方は、毎日の生活にストレッチ習慣を!
筋肉が固くなるということは、全身に張り巡らされた毛細血管が圧迫され、血液循環が悪くなるということ。
こうなると筋肉は酸素不足・栄養不足になり、疲労物質を除去できずさらに固くなり、それが体の不調の慢性化、負のスパイラルへとつながります。
疲労物質が放置され溜まっていくと細胞も血管も老化が早まるので、全身の老化を遅らせたいならストレッチをしましょう!
ストレッチにより全身の柔軟性が高まると代謝が上がるだけでなく、筋肉のもつポンプ作用を利用して血行を改善することが期待できますが、これはダイエットや足先の冷え症改善につながります。
つまり同じ運動をしても、代謝が上がってるほうがエネルギー消費やトレーニング効果が大きくなり、逆に、固くなった筋肉は神経を圧迫し血流阻害を起こします。
ストレッチで筋肉が柔らかくなると、圧迫されていた血流が良くなり、酸素や栄養分が滞りなく行き届くので、代謝が上がり痩せやすいという良い影響が!
習慣的なストレッチで全身の体質改善が進むと今より格段に痩せやすくなり、これが「ダイエット効果」に繋がります。
さて、これまで見てきたストレッチの効果はいかがだったでしょうか。
おそらく想像以上の効果だったのではないでしょうか。
今までストレッチに本気で取り組んでこなかった方でも、ストレッチを生活に取り入れたくなってきませんでしたか?
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